2017年10月23日月曜日

スポーツスタープライマリーオイル漏れ〜

北海道に行くたびにどこかしらガタが出る俺のハーレー
99年スポーツスター。リジットマウント、ツインプラグ。
そんなに古くないとはいえそろそろ20年生。

とはいえ、過酷な状況による疲労によりそれ以上の消耗。
やはり-20度の世界では思った以上に激しい消耗があるようだ。

まず一番はエンジンオイル。今じゃ500kmおきに1クオート給油する。
待ってくれ、こいつは2stじゃないぞ。
これはどこから漏れているのか。
プライマリに混ざるでもないので燃えているのだろう。
いや、、、マフラーもそれほどベタついてないからわからないが。



そして最近じゃプライマリーオイルも滲んできやがった。
最初はこれもオイルが入ってる証拠♪
などと悠長なことを言っていたが
ある朝

ハーレー殺人事件なり。
このサイズのオイル溜まりはさすがに心配になってきた。


おいおい大丈夫なのか、一晩でこんなに。
とりあえず漏れてる場所を確認しよう。

漏れたオイルと埃で何もわからなかったので
パーツクリーナーで綺麗にして確認する。
どうやらガスケットが怪しい。
紙だったからな、確かこのモデルって。
やっぱり寒さとかで急激に劣化したのかも?
いずれにせよ劣化しやすい部分だからいたしかたない。

エンジンオイルは闇が深そうなので
まずはこっちからやることにする。


と同時にこちらも。
ケーブルに傷がつきオイル漏れ。
これは交換しかないが応急処置で乗り切ることにした。

まずは時間がなかったのもありパーマテックス、リークリペア

これで止まればラッキーくらいに試してみる。
遠出の予定もあったので時間がない中、応急処置をしたかった。
しかし、大量の吹き付けにもかかわらず止まらない。
やっぱりダメか。
というか漏れる量が多すぎて硬化してない感じ。
オイルは抜いてからやらないといけないのかな?
いつまでもプルプルで固まってないのだ。
誤解ないように商品だが
逆さでもスプレーできるように工夫され
スプレーは綺麗に広がり塗りやすい。
短時間で硬化するがオイルが漏れ続ける中では厳しいのかも。
あとスプレーなので若干周囲にも飛ぶ。
足がベタベタになったりもした。

ただ、これは運がいいか悪いかもあるのだ。
止まるときは止まる。止まらないときは止まらないのだ。
ちなみに塗布後にかなり走ったが溶けてなくなることはなかった。
おかげで剥がすのには苦労したけど。


1スポーツトランスフルードを抜く。
 スポーツスターはプライマリーとミッションのオイルは共用なので
 専用のオイルが必要だ。
2ダービーカバーを外す。
 ネジ舐めやすいので注意。99年式は4本ネジ。よりネジを切ったりもしやすい。
3クラッチ周り(アウターランプなど)を取り除く。クラッチケーブルも抜く。
 完全に抜くと面倒なので写真の通りプライマリーケースとの接続はそのままにした。
4ケース取り外し。
 状態によっては外しにくい。またオイルが漏れることもあるので
 車体を傾けておくといいかも。
 ケースの中のオイルを切れるように大きなオイル受けを用意しよう。
 プライマリーチェーンと調整用のネジが引っかかって
 外しにくいので無理に外さず動かしながら。

外すと大抵ボロボロとガスケットが残ってしまうので綺麗にする。
灯油やパーツクリーナでなるべくとったがそれでも残ったのはナイフで削ぎ落とした。
このときケースに傷をつけないように気をつけたい。
完全にプタイマリー調整ネジのあたりのガスケットが切れていた。
そしてリークリペアの汚れがひどい。

清掃後

うん、綺麗になった。
ケース内にガスケットの汚れなど落ちるので
エアで飛ばし、パーツクリーナーで掃除を3回ほど繰り返した。

こちら側も綺麗に。
奥にパーツクリーナーの成分が残るのが嫌だったので
こっちはケミカルを使わず、丁寧に、あくまでできる範囲で。


ちなみにうちの子は最近始動時に良くくしゃみをするようになったが
(始動時のグシュンというような音、それと共にセルが抜けたり入ったり)
それはここ。
ソレノイドの接触が悪いと、始動ギアの飛び出しが悪く入りきらない。
またこのころの年式はそもそもギアの形状なのか素材なのかがウィークポイントで
持病との噂も。発症すると悪化の一途。延命しつつもいずれ交換が必要だとか。

そして肝心のガスケットの写真は撮り忘れたが合わせるだけなので割愛。
プライマリーチェーンの調整のネジやプレートが引っかかるのでそこだけ注意っす。
ガスケットは少しオイル塗っとくと張り付いてズレにくくなります。
最後に凡ミス。

アーーーーーーーー。
やっちまった。
わかります?
わからない?
アップで見てみ。
ケースの底。
ロックプレート落っことした。

ワイヤーなんかで格闘しなんとか拾ったが30分もロスした(アホか)
組み終わったらインスペクションカバーを開けて給油、だけど面倒だから
頑張ってダイヤフラムスプリングの脇から給油。

ダイヤフラムスプリング下限に合わせる。
これ適当にやると本当にクラッチ調子悪くなるよね。
それとクラッチ調整。
※自分への戒めも兼ねて注意
絶対このロックプレートの締め付けを全力ハイパワーでやらないこと。
調整ネジ自体も繊細。
柄の太いドライバーは厳禁!!というか柄を持ったらダメ。
ドライバーの金属の部分を持って締めてから1/4戻し。
これ大体の人は締めすぎる。そしてクラッチを壊す。
ダメ、絶対!

とここまでやったらそーっとダービーカバーのネジ締めて(一回ネジ切った。。。)


工具の整理して終わり。

お疲れ様でした♪

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